--- 技師格について(私見) ---

初代会長

技師格について

日放技が推し進めている技師格認定制度に関して様々な意見があります。
「4大卒と3年制短大、専修学校卒の格差を是正するためには必要な制度で歓迎すべきであり、ADRT(アドバンスド技師)さらにシニア技師格を取得することが技師全体のレベルアップに繋がるはずだ」・「放射線技師は3年卒も4大卒も同じ資格であり、ADRTでなければCT・MRなどの各種認定技師の資格取得を制限するのは差別化であり、技師会の中だけで通用する資格なんてなんの意味も持たないし、ADセミナー受講は無意味だ」・「技師格が将来、どのような意味をもち運用されるか判らないが、セミナーを受講して自分の専門外の知識を習得することは決して無駄にはならないはずだ」他にもいろんな意見・考えがありますが多くの会員はその制度自体が自分達にどう関係してくるのか分からないというのが現状ではないでしょうか。私自身も技師会の役員を経験するまでは無関心でありましたが、最近この技師格制度が将来的にどうなるのか私なりに考えてみた結果、ひとつの結論に達しましたのであくまでも私個人の推論として報告したいと思います。

アドバンスド技師格について

アドバンスド技師格取得者でなければ今後、各種認定資格が取れなくなります。認定資格は放射線技師会認定のものがこれに該当しますが、今後、他の医療団体・学術団体や行政が関心のある資格を技師会の講習会で取得できるようになった場合、ADRT以上でないと受講資格がないなんてこともありうるかもしれません。したがってこれらの資格を取得したい方はADRTの資格をまず取得されることをお薦めします。

シニア技師格について

シニア放射線技師とは診療放射線技師免許所有者のうち職業関連学士または同等者と日放技では定義しています。すなわち、この資格は技師会の中において、3年卒の会員を4大卒と同等扱いにしますとのことですが、実際の会員勤務先施設ではどう評価されるか、はなはだ疑問です。しかし、ここで考えなければならないのは、かつて2年卒のX線技師が3年卒の放射線技師と同等の資格を得るための特例期間があり、この時、ほとんどの会員が放射線技師に移行した時期があったことです。

4年制大学が出来た時、3年卒と4年卒で同じ資格でいいのかという議論がありました。4大卒に与える認定受験資格は読影認定技師が考えられます。今後、放射線技師が技師としての存在感を示すには読影しかないと考えます。

日放技会誌に画像読影のコーナーが昨年の11月号から掲載されているのにお気づきでしょうか。大学では読影のカリキュラムを取り入れていることなどから、近い将来、読影技師の資格認定試験制度は発足すると考えます。その時、技師会としては特例として4大卒と同等のシニア技師にも受験資格を付与するようにと働きかけるはずです。そのための布石がこのシニア技師格ではないかと推測します。

以上、私の推論ですが北九州会員の皆さんには是非シニア技師格の取得をお薦めいたします。小規模施設では読影ができる技師の需要が多くなるはずですし、放射線科専門医が勤務する施設でも一次読影は技師でということも考えられます。

年度別シニア技師格取得条件

必要カウント必要カウントを満たす条件
平成17年度400以上ADRT+認定資格×2以上+学位
        ADRT+認定資格×2   +持越しカウント200以上 
       ADRT+認定資格×3以上+持越しカウント100以上
       ADRT+認定資格×4
平成18年度500以上ADRT+認定資格×2以上+学位
         ADRT+認定資格×2   +持越しカウント300 
         ADRT+認定資格×3以上+持越しカウント200以上
平成19年度700以上ADRT+認定資格×2以上+学位
         ADRT+認定資格×4以上+持越しカウント300 
平成20年度1000以上ADRT+認定資格×3以上+学位
          ADRT+認定資格×2以上+学位修士以上 
(詳細については日放技ホームページを参照してください)

上記の表からも分かるように平成20年以降は学位を持たなければシニア技師格は取得できない仕組みになっています。シニア技師格は3年卒にとって取得期間限定の資格なのです。

今まで技師格やADセミナーに無関心であった方は平成17年度がラストチャンスかもしれません。今、17年度前期のADセミナーが開催されており、前期に間に合わなかった方は是非後期(12月、1月に4科目「医療学」「看護学」「救急医療学」「医療安全学」の集中講習、3月認定試験予定)を受講されてください。また放射線管理士、放射線機器管理士の17年度講習はテキストが使用できないため(日放技医療科学社の訴訟問題のため)会場ではなく、自宅でのビデオによる自己学習となる予定ですので、今年度中にADセミナー4科目と放射線管理士、放射線機器管理士を終了すればシニア技師格が得られます。技師格に否定的な方も無関心であった方も是非、再考をお願いします。


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Last-modified: 2015-04-13 (月) 15:53:09 (2722d)